• 会社概要
  • 製品紹介
  • IR情報
  • 採用情報
  • お問い合わせ

よくある質問

電気抵抗溶接機

抵抗溶接において必要な条件は何ですか?

(1)溶接電流

(2)通電時間

(3)電極加圧力、更に電流密度も関係

(4)電極(先端形状など)

(5)ヒートバランス

などが大きく影響します。
良い溶接かどうかの判断はどうすればよいですか?
溶接後に強度チェック(引き剥がし・引張り試験)や外観(スパッタ・焼け・くぼみ)または断面観察などで判断します。製品に求められる条件にて項目が決定してきます。
チリを減らすにはどうすればいいですか?

チリには中チリ・表チリがあります。中チリの場合は過電流か加圧不足が考えられますので、通電時間、又は電流値を下げるか加圧力を高くしてください。表チリの場合は、加圧力不足や電極の問題が考えられますので、加圧力を上げる・電極の芯合わせ・先端修正を行ってください。

また、材質・ワーク形状に依っては、パルセーション通電の採用や、更にインバータ溶接機との組合せが有効な場合もございます。詳しくは弊社までお問合せ下さい。

3枚溶接は可能ですか?
可能です。基本的には2枚と同一条件ですが、ワークの合いなど状況により加圧を上げたり、パルセーション通電が有効となる場合があります。詳しくは弊社までお問合せ下さい。
パルセーション通電って何でしょうか?
パルセーション制御により、一つの溶接箇所に加圧を行いながら複数回以上同一電流を通電して行う通電パターンで、主に厚板や、複数重ねの溶接に有効で溶接条件の幅が広がります。
他社の機械に中央製作所のタイマは取り付きますか?
取り付け可能です。但し、点弧形式・配線方法が異なる場合がありますので、その場合は取り付け用部品が必要となります。詳しくは弊社までお問い合わせ下さい。
交流・直流・インバータ・コンデンサの違いについて教えてください

・交流式:

単相負荷という欠点がありますが、装置は簡単で安価であるため、主力を占める電源方式で、自動車製造等を中心に、一般に多く採用されています。



・直流式:

直流化されることで、インダクタンス成分の影響が少ないため、ふところの大きい溶接機に有利になります。また、力率が向上する関係で、アルミニウム合金・銅合金・めっき鋼板の溶接に適します。



・インバータ式:

力率が高く、また広域溶接条件範囲が取れるため、高品質溶解ができます。また、チリ、スパッタも抑え、作業環境の改善となります。電源は三相入力であり、電源の負荷バランスがとりやすくなっています。当社は、インバータ式直流スポット溶接機と、矩形波交流インバータ溶接電源をご用意しています。



・コンデンサ式:

数ms~十数msという短時間で溶接する方法で、電源設備容量を低減できる利点があります。しかし、時間制御ができない・打点速度に制限がある・外部回路が電流波形に影響し自動化しづらいなどの欠点があります。しかしながら、短時間・大電流を流すことができる利点を利用して、アルミ合金のスポット溶接や、鋼材のプロジェクション溶接・打痕の目立たない溶接等に採用されております。

ハイテン材・アルミやステンレスなど溶接する際に注意する点はありますか?

それぞれ材料の特性に合った、溶接が必要となります。



(1)ハイテン材(高張力鋼板)の場合軟鋼と比較し、電気抵抗が大、熱伝導率が小、高強度化材ほど降伏点が大(硬くなる)によって、加圧力‐大・電流‐小・通電時間‐同一。材料の固さから、なじみが悪く、又発熱性が高いことから、2回通電方式が有効と考えられます。



(2)アルミ材の場合、軟鋼材と比較し、固有抵抗が低く、熱伝導度が大きいことから、加圧力‐大・電流‐大・通電時間‐小。機械としても、加圧の追従が良い・短時間大電流制御が可能(コンデンサ・インバータ)など選定する必要があります。



(3)ステンレス材は大きく3種類にわかれます。オーティスナイト系・フェライト系・マルテンサイト系それぞれに特性がありますが、基本的には軟鋼と比較し電気抵抗‐大・熱伝導率‐大・熱膨張率‐大(オーティスナイト系)・引っ張り強さ‐大。 溶接条件としては、加圧力‐大・電流/通電時間‐小となります。

使用率って何ですか?
JIS規格によると使用率は同一負荷を断続した場合の通電時間と全時間との比の百分率と定義されています。
電極がワークに溶着してしまいます。対策はありますか?
溶着の原因は板材と電極間に溶融層ができるために発生する現象です。対策としては溶接部の発熱密度を下げてナゲット厚さを比較的薄くし、板材‐電極界面温度を下げることが有効と考えられるため、具体的には、過電流を避ける・溶着径が必要な場合は電極先端径を大きく、加圧力を上げ、通電時間を短くする・電極表面の付着物を取り除くなどが有効的です。
冷却異常はどこの部分の温度を監視していますか?何度でOFFになりますか?
サイリスタスタック及びトランス(100KVA以上)にサーモスタットが取り付けてあります。サイリスタスタック75℃以上、トランス90℃以上になった場合、異常と判断します。
コンプレッサーを取り付けたいのですが、能力はどのくらい必要ですか?
標準定置型スポット溶接機1台で1.5kW以上を要します。なお、機種・台数により一概ではありません。
使用している機械が絶縁不良を指摘されました。改善方法はありますか?
機械本体からのアースが確実に取られているかの確認、そして、抵抗溶接機の冷却として水が採用されており、主回路部(サイリスタ・トランス)内部を冷却しています。漏電の多くが、サイリスタ部のため、サイリスタ本体や冷却用ホースの交換を実施してみてください。

お問い合わせ

製品に関するお問い合わせ、
資料の請求はこちらからお問い合わせください。

お問い合わせ

ページ上部へ戻る
Copyright © 2013 CHUO SEISAKUSHO,LTD All rights reserved.