- トップページ >
- 10万台達成記念WEB写真展
累計生産台数10万台を記念して、当社の整流器の変遷を紹介するWEB写真展を開催いたします。
ぜひともご覧ください。
(写真をクリックすると拡大表示できます。)
1936年に開発されたベルトーロは、中央製作所の製品第一号でした。
昭和初期から1937年頃までは回転変流器がめっき用電源の主流でしたが、
1936年に当社特許製品ベルトーロ(変圧整流器)が開発されると、回転変流器に取って代わることとなりました。
ベルトーロはめっき用をはじめ、映写用、バッテリー充電用等、幅広い用途に利用されました。
1959年にシリコン半導体を用いたシリコン整流器が登場しました。
それ以前の水銀整流器やセレン整流器よりも効率が良く、寿命が長いことから
広く採用されるようになっていきました。
現在まで続くMBシリーズが1971年に登場しました。
MBシリーズに用いられたサイリスタは、米国GE社で1958年に開発され、その後、目覚ましい発展を遂げました。
サイリスタは当社の歴代のMBシリーズにも採用され、長期にわたり、めっき用電源の制御半導体の主流となりました。
時代とともにMBシリーズはモデルチェンジされました。
代を重ねるごとに構造が洗練され、小型化・省電力化し、また耐久性も向上していきました。
コンピュータとの通信もこの時代に始まりました。
新しい種類の半導体を使用した小型整流器やインバータ式整流器が登場しました。
IGBTを用いた当社初のインバータ式小型整流器は、低電圧出力時においても高力率・低リップルを可能にし、
貴金属めっきや小物めっきに使用されました。
現在でも活躍する整流器が登場しました。
小型整流器は直流出力以外に、パルス波、三角波等の出力にも対応し、高度化する表面処理のニーズに応えました。
また、デジタル通信により、1台のコンピュータで多台数の整流器を同時に管理できるようになりました。
2022年に整流器の累計生産台数10万台を達成、
カーボンニュートラルへの取り組みの一環として、最新型の整流器は新たな回路設計により、
更なる高効率化を実現し、環境配慮型の整流器に進化しました。